You Tubeがリビングルームの大型テレビで楽しめる！CGM(UGM)サービスがお茶の間に進出！はてな「Rimo」、Wiiブラウザー対応の動画サービスを開始！

動画投稿共有サービスのYou Tubeがリビングルームのテレビで楽しめるサービスが生まれた。

"はてなは2月16日、YouTubeの人気動画をテレビのように見られる動画サービス「Rimo」（リィモ）を公開した。PCとWiiブラウザ向け新サービスで、アクセスするといきなり“番組”が流れる。。。。Wiiブラウザを使ってテレビで見れば、まるでCMのないテレビ番組だ。"

ニュースソース
ITMedia｜YouTubeをテレビで“ダラ見”　はてな、Wii対応の動画サービス

ユーザーが作成したコンテンツ(CGM/UGM/UGC)が、お茶の間やリビングのテレビで見れるというのは、非常に面白い試みであり、将来のテレビのあり方を占う意味で、今後の動向を注目したいケース。

テレビ視聴とパソコン視聴の違いを考慮すれば。。。

テレビ視聴は、後ろのめり３０度、ソファーにゆったりとリラックスをして座り、かなり画面から離れて見る。テレビには、どちらかと言えば、受動的、低関与なサービスが向いている。

テレビには、通常、マウスもないし、キーボードもないから、複雑なユーザーインターフェース設計は適してはいない。簡単な十字カーソル操作くらいで済む、シンプルなナビゲーションが望ましい。またテレビは家族など複数で見ることが多い。

比べてパソコン利用は、前のめり３０度、画面に食い入るように見る。情報収集のような能動的、高関与なサービスが向いている。パソコンは個人利用が中心である。

このようなテレビとパソコンの視聴環境や利用状況の大きな違い、顧客の心理的な背景を上手く捉えれば、You Tube、Wii、はてなの今回のマッシュアップサービス、それに続くCGM活用サービスが、お茶の間やリビングの人気者になることは、おおいにありうるのではないか？と期待したいです。

映画などをネット経由でリビングのテレビに向けて行なうブロードバンド動画配信のテストは、今までは、デジタル家電メーカーのHDD&DVDレコーダー向けに行なわれることが多かった。

当時、ネット経由のテレビ向きオンデマンドサービスは、時期尚早であり、肝心のハードが普及していなかったため、実験結果は良くなかった。。。今なら、また違う結果が出るのではないだろうか？

米国でもこの手の試みは多い。

米国アマゾン(Amazon)が、HDDレコーダー活用型オンデマンドサービス会社のTivoと組んで、テレビ向きに動画ダウンロード販売を開始している。

ただ、米国の衛星放送やケーブル放送サービス会社は、Tivoの模倣を徹底しており、自社でHDDレコーダーとEPGを組み込んだセットトップボックス(STB)を提供することで、Tivoの優位性を無効化している。結果、Tivoは、やや劣勢である。