2007
国内と米国の主要な動画共有投稿サイト(ビデオシェアリング・ソーシャルビデオ・ビデオブログ)、オンラインビデオエディターサイトなどの戦略的なキーポイントおよび市場動向を大局的に考察し、まとめました。また動画共有投稿サービスなどのリンク集もつけました。
まずはじめに、動画共有投稿サイト・ビデオシェアリング・ソーシャルビデオ・ビデオブログの市場動向を3つの大局的な視点(流れ)で考察してみる。
1)ユーザーに最も支持されているYou Tube、しかし勝利の源泉には大きな問題がある
●You Tubeが動画共有投稿市場の圧倒的な市場のリーダーである。ウェブトラフィックの調査サイトAlexa.comを見ると、現在、You Tubeは、ウェブ利用率ランキングでトップ10(3月8日現在では4位)に入るが、他の競合サイトは100位にすら入らない。You Tubeの圧勝である。
●本来、動画共有・投稿サービスは、「素人が作った動画作品」が公開・共有される場(素人の自己発信の場)になるはずだった。しかし、現実的には、魅力的な作品は、「プロが大金と時間をかけた作品」であることが多い。結果として「無断使用されているプロ作品=違法動画」の宝庫であることがYou Tubeの大きな魅力であると認めざるを得ない。この問題の解決は、You Tubeにとって戦略上の大きな課題となっている。
2)大手コンテンツホルダーとYou Tubeの利害調整局面に突入
●You Tubeなど動画投稿サイトは、著作権がクリアになっていないテレビ番組やミュージッククリップ等違法動画の宝庫になっているがゆえに、それらの動画の持ち主や利権者であるViacomやNBC Universal等大手コンテンツホルダー(エンタテインメント企業)から訴訟攻撃を受けている。ビデオ・フイルタリング技術を活用した著作権侵害対策などが打たれているが。。。
●You Tubeの圧倒的な集客力とブランド力(=コンテンツ流通力と利用者との結びつきの強さ)は、やはり非常に魅力であり、大手コンテンツホルダー側は、自社コンテンツの新しい流通経路としてYou Tubeと好条件で提携したいと思っているだろう。自分たちのライセンス収入(広告収入分配)を少しでも増やしたいのだ。
そのため、ViacomやNBC Universalの著作権訴訟も米国的な提携交渉戦術のひとつと考えられる。大嫌いなフリして、実は大好きなのかもしれない。
Viacom達と同様の立場であるNews Corpが、そのような敵対的交渉戦術を強くYou Tubeに対して行使していないのは、ちゃっかりとSNS最大手のMy Spaceを安くゲットしちゃっているからであろう。素晴らしいオンラインブランド資産をすでに持っているNewsCorpはどっぷり余裕があるのだ。
●大手コンテンツホルダー側がYou Tubeに対して攻撃的な態度を取るのは別の戦略的な意味もあるだろう。コンテンツホルダーは寡占的な強力なコンテンツ流通チャンネルを危険視している。音楽レーベルは、若者に人気のミュージックチャンネルMTVに、まんまと美味しい汁を吸われ、映画製作会社は、映画ペーパービューチャンネルのHBOにまんまと上手い汁を吸われまくった苦い経験がある。
まずはじめに、動画共有投稿サイト・ビデオシェアリング・ソーシャルビデオ・ビデオブログの市場動向を3つの大局的な視点(流れ)で考察してみる。
1)ユーザーに最も支持されているYou Tube、しかし勝利の源泉には大きな問題がある
●You Tubeが動画共有投稿市場の圧倒的な市場のリーダーである。ウェブトラフィックの調査サイトAlexa.comを見ると、現在、You Tubeは、ウェブ利用率ランキングでトップ10(3月8日現在では4位)に入るが、他の競合サイトは100位にすら入らない。You Tubeの圧勝である。
●本来、動画共有・投稿サービスは、「素人が作った動画作品」が公開・共有される場(素人の自己発信の場)になるはずだった。しかし、現実的には、魅力的な作品は、「プロが大金と時間をかけた作品」であることが多い。結果として「無断使用されているプロ作品=違法動画」の宝庫であることがYou Tubeの大きな魅力であると認めざるを得ない。この問題の解決は、You Tubeにとって戦略上の大きな課題となっている。
2)大手コンテンツホルダーとYou Tubeの利害調整局面に突入
●You Tubeなど動画投稿サイトは、著作権がクリアになっていないテレビ番組やミュージッククリップ等違法動画の宝庫になっているがゆえに、それらの動画の持ち主や利権者であるViacomやNBC Universal等大手コンテンツホルダー(エンタテインメント企業)から訴訟攻撃を受けている。ビデオ・フイルタリング技術を活用した著作権侵害対策などが打たれているが。。。
●You Tubeの圧倒的な集客力とブランド力(=コンテンツ流通力と利用者との結びつきの強さ)は、やはり非常に魅力であり、大手コンテンツホルダー側は、自社コンテンツの新しい流通経路としてYou Tubeと好条件で提携したいと思っているだろう。自分たちのライセンス収入(広告収入分配)を少しでも増やしたいのだ。
そのため、ViacomやNBC Universalの著作権訴訟も米国的な提携交渉戦術のひとつと考えられる。大嫌いなフリして、実は大好きなのかもしれない。
Viacom達と同様の立場であるNews Corpが、そのような敵対的交渉戦術を強くYou Tubeに対して行使していないのは、ちゃっかりとSNS最大手のMy Spaceを安くゲットしちゃっているからであろう。素晴らしいオンラインブランド資産をすでに持っているNewsCorpはどっぷり余裕があるのだ。
●大手コンテンツホルダー側がYou Tubeに対して攻撃的な態度を取るのは別の戦略的な意味もあるだろう。コンテンツホルダーは寡占的な強力なコンテンツ流通チャンネルを危険視している。音楽レーベルは、若者に人気のミュージックチャンネルMTVに、まんまと美味しい汁を吸われ、映画製作会社は、映画ペーパービューチャンネルのHBOにまんまと上手い汁を吸われまくった苦い経験がある。
米国の巨大なデイスカウンターであるウォルマートが独占的な流通のマーケット・カバレッジによってメーカーに対して強力なバイイングパワー(仕入れ交渉力)を発揮しているのと全く同じ原理だ。安く買い叩かれるメーカーは、どうしてもウォルマート経由で儲けを出しにくくなる。かといって、ウォルマートを流通チャンネルからはずせば、売り上げ自体が大幅にダウンしてしまう。
音楽レーベルは、最近ではアップルのiTunes Music StoreとiPodの絶妙なコンビネーションにやられ放題である。You Tubeがあまりにも動画流通市場を独占しすぎて、将来的にコンテンツホルダー側の巨大な脅威になりすぎないように、先手先手で思いっきり釘を刺しておく必要があるのだ。
追記
[図解]動画共有、オンデマンドビデオビジネスのエンタテインメント産業覇権モデルの行方エンタテインメント産業の覇権を巡る新旧メディアの激しい攻防(競合)と協調のビジネスモデルを図解しています。
3)利用者によるコンテンツディストリビューションとサードパーティーによる高付加価値化
●You Tubeなどの動画投稿サイトにアップロードされている動画を、利用者は自分のブログやホームページ(米国の場合、My SpaceなどのSNS)に自由に貼付けることができる。CGM(UGM)の利用者の力を最大限に活用したコンテンツディストリビューション戦略がYou Tubeの莫大なトラフイック生成に大貢献している。
[追記]
日本からのユーザーは、特にブログ等CGM経由のYouTube視聴が多いようだ。
CNET|YouTube、国内利用者数が1000万人を突破--平均月間利用時間は1時間15分に
●CutsやPhotobucketなどのオンラインビデオエディターサービス(動画編集・カット・エフェクト効果・リミックスなどができる)を使えば、元の動画をもっとクールにリミックスし直して、動画を公開・共有することができる。
動画公開共有の場と強い相互補完関係にあるオンラインエディターなどの編集・マッシュアップサービスや気の効いたウイジェットによって、動画共有サイトの場の魅力(利用者の自己発信能力)はさらに高まる。共存共栄を目指すべきだろう。
にこにこ動画とYou Tubeは上手いシナジーの関係を築ける可能性があったのかもしれないが、どうやら、ビジネスとしてのYou Tubeの許容範囲を超えて、少しやりすぎたようだ。にこにこ動画は、You Tube側と、もう少し正当なビジネス的な手続きを取るべきだったのかもしれない。
生まれ変わった「にこにこ動画」は、試してみたかったが、残念ながらテストアカウントが取れなかった。。。知人の誰かに見せてもらうとしよう。以下は各動画共有サービスのリンク集と戦略的なキーポイントの説明。
動画共有投稿サイト・ビデオシェアリング・ソーシャルビデオ・ビデオブログ
【国内】
●SNSの動画投稿活用・SNSのポータル化への動き
mixiとGREEはプレミアサービス利用者などを対象に限定的に動画投稿サービスを取り入れ出している。SNSと動画共有投稿サービスはもともと親和性が高いと思われる。米国のMySpaceは「自己発信重視」なので、特に親和性が高いだろう。日本のmixiは「つながり重視」なので(CNET|日本のSNS利用はもう限界なのか)、動画は友人知人同士のプライベートな利用が中心となるのだろうか。
●自社ブログポータルとのシナジー狙い(ビデオブログ展開)
サイバーエージェント
Ameba Vision
ameba visionは、ブログポータルとして人気があるamebaブログとの結びつきが強い。女性向きオンラインマガジンだった@WomanやGirlsgateもCGMベースに作り替えられ、amebaブログなどと強く結びつけられている。
ameba visionは国内の動画共有サイトでは、一番人気だと思われるが、タレントやモデルなど有名人活用の効果も出ているだろう。各CGMとコンテンツ資産が戦略的にフイットしているように思われる。
追記
CNET|動画投稿サービス「AmebaVision」、投稿者に広告収益を還元
コンテンツ作成貢献者に対するインセンティブ、モチベーション向上によって、コンテンツの質と量の増加を狙う方策は追随する企業が多いだろう。
●ポータルの多角化の一環
横並びの競争はいつまでも続く。。。各ポータルは、自社が所有している既存のCGMサービスや情報サービスなどとの有機的な意味ある連帯や融合によって別の付加価値を作り出すこと、追求することは可能だろう。
Ask.jp「Ask ビデオ」
エキサイト・ドガログ
ライブドア みんなの動画
i-revoマイポータル
●テレビ局の挑戦
マスメディア側もオンラインユーザー向きのニッチかつ深いコミュニケーションへの挑戦が始まっている。テレビ放送の舞台裏や延長戦、プロデューサーの企画力を活かした動画作りによって面白いものが生まれるかもしれない。
また、テレビ番組と同期した双方向サービスとしての位置づけで面白い試みが生まれるだろう。ワンセグなどのモバイル動画も有効活用したい。
フジテレビ - ワッチミー!TV
第2ビデオ投稿Hiro-Burn!(第2日テレ)
●独立系・ベンチャー事業
NTT 「ClipLife」
ウノウ 「フォト蔵」
FlipClip
PeeVee.TV
えびテレビ 「EbiTV!」
ビッグ東海 「みなくるビデオ」
ClipCast
mooom.jp
MOVIE CASTER
SMILEVIDEO(テストサービス中)
ニコニコ動画
「陰陽師」が大ブレイク中。あまりにもバイラル性が高いウイルスでいっぱいの動画と歌。アングラな面白いネタがブレイクのきっかけになることが多い。
追記:ライコスの復活
CNET|「ライコス」が国内で復活--動画共有サービスを近く本格展開か
Lycos Clip
。。。他にも沢山ある。今後、どんどん新しい参入も増えるのだろう。同時にかなり淘汰されていくだろう。
【米国】
YouTube
Google video
Revver
metacafe
優良な動画投稿者には売り上げをシェア
veoh
blip.TV
Grooper(SPE)
Bolt
元々は10代を対象にしたクールな総合コミュニティサイトだった。
(DivX)Stage6
アングライメージがあるDivXだが画質の良さが売り
Yahoo! Video
soapbox on msn
Gotuit Media
vidiLife
STICKAM
ビデオシェアリングだけでなく、ビデオチャット(売り)、スライド写真共有、ウィジェットも作れる
BREAK.com
ifilm
motionbox
Dailymotion
ClipShack
DAVE.TV
mojoflix
。。。他にも沢山ある。
プラットフォーム補完市場:オンラインビデオエディター・マッシュアップ
オンライン上で簡単に動画を編集・カットしたり、エフェクト効果をつけられる。作品はYou TubeやMy Spaceなどに貼付け、公開・共有することができる。
【米国】
Photobucket
Cuts
Jumpcut
eyespot
BubblePLY
専門特化型:投稿動画検索
goo 投稿動画検索
YouTube、ClipLife、AmebaVision、Ask動画など、主要の投稿動画サイトに対応しているが、元のコンテンツ量が全然違うので、You Tubeの検索結果が圧倒的に多い。You Tubeがいかに物量が豊富であるかが分かる。
CNET|2300万の動画を検索可能--動画共有サイトの横断検索サービス「Fooooo」
「検索できる動画の数では世界最大級」とのことだが、検索結果を見ると、やはり、You Tubeがいかに物量が豊富であるかを証明しているようなもの。
関連参考記事
池田信夫ブログ|YouTubeを拒絶する日本メディアのカルテル体質
この基本的な考え方には同感。日本のメディア側はビジネス戦略的な健全なロジックにあまりにも欠け、著作権違反=即排除という感情的な敵対思考に落ち込んでいると思う。You Tubeの力を上手く利用してやろうという未来的な思考のたくましさや賢さが全くなさすぎる。
この手の交渉はビジネスとして両社が両方最も得をする生産的な妥協点を考えた交渉術が必要なものだ。ゆえに各社が自社独自の戦略に照らし合わせて、上手い利害調整をYou Tube側と個別で行なうべきケースだ。
もし日本の大手メディアが脅威を機会に変える柔軟な発想ができない防衛本能だけの存在だとしたら、マスメディアの未来は、それほど明るいものにならないかもしれない。
CNET|「組織的に違反」:MS、グーグルを著作権問題で非難
Viacomなどに続き、ここぞとばかりに畳み掛けるマイクロソフト。マイクロソフトの今の最大の敵はGoogle(You Tubeのオーナー)だからね。
音楽レーベルは、最近ではアップルのiTunes Music StoreとiPodの絶妙なコンビネーションにやられ放題である。You Tubeがあまりにも動画流通市場を独占しすぎて、将来的にコンテンツホルダー側の巨大な脅威になりすぎないように、先手先手で思いっきり釘を刺しておく必要があるのだ。
追記
[図解]動画共有、オンデマンドビデオビジネスのエンタテインメント産業覇権モデルの行方エンタテインメント産業の覇権を巡る新旧メディアの激しい攻防(競合)と協調のビジネスモデルを図解しています。
3)利用者によるコンテンツディストリビューションとサードパーティーによる高付加価値化
●You Tubeなどの動画投稿サイトにアップロードされている動画を、利用者は自分のブログやホームページ(米国の場合、My SpaceなどのSNS)に自由に貼付けることができる。CGM(UGM)の利用者の力を最大限に活用したコンテンツディストリビューション戦略がYou Tubeの莫大なトラフイック生成に大貢献している。
[追記]
日本からのユーザーは、特にブログ等CGM経由のYouTube視聴が多いようだ。
ネットレイティングス代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、「YouTubeブランドは、昨今のニュース報道等で多くの人の認知を得るところとなったが、トップページの利用者はYouTube全訪問者数の2割程度にとどまっている。これはブログやSNSの日記・コミュニティなどのいわゆるCGM(消費者作成コンテンツ)に貼られた膨大な個別映像やURL経由で大半の利用者が流入しているためだ」として、CGMが強力な誘導力を持っていると指摘している。
CNET|YouTube、国内利用者数が1000万人を突破--平均月間利用時間は1時間15分に
●CutsやPhotobucketなどのオンラインビデオエディターサービス(動画編集・カット・エフェクト効果・リミックスなどができる)を使えば、元の動画をもっとクールにリミックスし直して、動画を公開・共有することができる。
動画公開共有の場と強い相互補完関係にあるオンラインエディターなどの編集・マッシュアップサービスや気の効いたウイジェットによって、動画共有サイトの場の魅力(利用者の自己発信能力)はさらに高まる。共存共栄を目指すべきだろう。
にこにこ動画とYou Tubeは上手いシナジーの関係を築ける可能性があったのかもしれないが、どうやら、ビジネスとしてのYou Tubeの許容範囲を超えて、少しやりすぎたようだ。にこにこ動画は、You Tube側と、もう少し正当なビジネス的な手続きを取るべきだったのかもしれない。
生まれ変わった「にこにこ動画」は、試してみたかったが、残念ながらテストアカウントが取れなかった。。。知人の誰かに見せてもらうとしよう。以下は各動画共有サービスのリンク集と戦略的なキーポイントの説明。
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【国内】
●SNSの動画投稿活用・SNSのポータル化への動き
mixiとGREEはプレミアサービス利用者などを対象に限定的に動画投稿サービスを取り入れ出している。SNSと動画共有投稿サービスはもともと親和性が高いと思われる。米国のMySpaceは「自己発信重視」なので、特に親和性が高いだろう。日本のmixiは「つながり重視」なので(CNET|日本のSNS利用はもう限界なのか)、動画は友人知人同士のプライベートな利用が中心となるのだろうか。
●自社ブログポータルとのシナジー狙い(ビデオブログ展開)
サイバーエージェント
Ameba Vision
ameba visionは、ブログポータルとして人気があるamebaブログとの結びつきが強い。女性向きオンラインマガジンだった@WomanやGirlsgateもCGMベースに作り替えられ、amebaブログなどと強く結びつけられている。
ameba visionは国内の動画共有サイトでは、一番人気だと思われるが、タレントやモデルなど有名人活用の効果も出ているだろう。各CGMとコンテンツ資産が戦略的にフイットしているように思われる。
追記
AmebaVisionでは、ユーザーが投稿した動画が再生された後に、動画のタイトルや説明文、タグ、ジャンル等に関連した広告が表示される。サイバーエージェントはこの広告がクリックされるごとに、収益の一部をAmebaポイントとして動画投稿者へ還元する。
CNET|動画投稿サービス「AmebaVision」、投稿者に広告収益を還元
コンテンツ作成貢献者に対するインセンティブ、モチベーション向上によって、コンテンツの質と量の増加を狙う方策は追随する企業が多いだろう。
●ポータルの多角化の一環
横並びの競争はいつまでも続く。。。各ポータルは、自社が所有している既存のCGMサービスや情報サービスなどとの有機的な意味ある連帯や融合によって別の付加価値を作り出すこと、追求することは可能だろう。
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●テレビ局の挑戦
マスメディア側もオンラインユーザー向きのニッチかつ深いコミュニケーションへの挑戦が始まっている。テレビ放送の舞台裏や延長戦、プロデューサーの企画力を活かした動画作りによって面白いものが生まれるかもしれない。
また、テレビ番組と同期した双方向サービスとしての位置づけで面白い試みが生まれるだろう。ワンセグなどのモバイル動画も有効活用したい。
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第2ビデオ投稿Hiro-Burn!(第2日テレ)
●独立系・ベンチャー事業
NTT 「ClipLife」
ウノウ 「フォト蔵」
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えびテレビ 「EbiTV!」
ビッグ東海 「みなくるビデオ」
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MOVIE CASTER
SMILEVIDEO(テストサービス中)
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「陰陽師」が大ブレイク中。あまりにもバイラル性が高いウイルスでいっぱいの動画と歌。アングラな面白いネタがブレイクのきっかけになることが多い。
追記:ライコスの復活
CNET|「ライコス」が国内で復活--動画共有サービスを近く本格展開か
Lycos Clip
。。。他にも沢山ある。今後、どんどん新しい参入も増えるのだろう。同時にかなり淘汰されていくだろう。
【米国】
YouTube
Google video
Revver
metacafe
優良な動画投稿者には売り上げをシェア
veoh
blip.TV
Grooper(SPE)
Bolt
元々は10代を対象にしたクールな総合コミュニティサイトだった。
(DivX)Stage6
アングライメージがあるDivXだが画質の良さが売り
Yahoo! Video
soapbox on msn
Gotuit Media
vidiLife
STICKAM
ビデオシェアリングだけでなく、ビデオチャット(売り)、スライド写真共有、ウィジェットも作れる
BREAK.com
ifilm
motionbox
Dailymotion
ClipShack
DAVE.TV
mojoflix
。。。他にも沢山ある。
プラットフォーム補完市場:オンラインビデオエディター・マッシュアップ
オンライン上で簡単に動画を編集・カットしたり、エフェクト効果をつけられる。作品はYou TubeやMy Spaceなどに貼付け、公開・共有することができる。
【米国】
Photobucket
Cuts
Jumpcut
eyespot
BubblePLY
専門特化型:投稿動画検索
goo 投稿動画検索
YouTube、ClipLife、AmebaVision、Ask動画など、主要の投稿動画サイトに対応しているが、元のコンテンツ量が全然違うので、You Tubeの検索結果が圧倒的に多い。You Tubeがいかに物量が豊富であるかが分かる。
CNET|2300万の動画を検索可能--動画共有サイトの横断検索サービス「Fooooo」
「検索できる動画の数では世界最大級」とのことだが、検索結果を見ると、やはり、You Tubeがいかに物量が豊富であるかを証明しているようなもの。
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池田信夫ブログ|YouTubeを拒絶する日本メディアのカルテル体質
アメリカでは、既存メディアとYouTubeの間で、個別に契約ベースでライセンス料を取る交渉が進められている。それに対して日本で、今回のように権利者団体が集まって共同でYouTubeを拒絶するのは、一種のカルテルである。公取委は調査すべきだ。
この基本的な考え方には同感。日本のメディア側はビジネス戦略的な健全なロジックにあまりにも欠け、著作権違反=即排除という感情的な敵対思考に落ち込んでいると思う。You Tubeの力を上手く利用してやろうという未来的な思考のたくましさや賢さが全くなさすぎる。
この手の交渉はビジネスとして両社が両方最も得をする生産的な妥協点を考えた交渉術が必要なものだ。ゆえに各社が自社独自の戦略に照らし合わせて、上手い利害調整をYou Tube側と個別で行なうべきケースだ。
もし日本の大手メディアが脅威を機会に変える柔軟な発想ができない防衛本能だけの存在だとしたら、マスメディアの未来は、それほど明るいものにならないかもしれない。
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